【単語】単語を効率的に学ぶ方法は?単語を覚えやすくする3つのステップ
英語習得において単語学習は避けては通れませんが、なかなか続かないのが現実ですよね。単語学習は、最も挫折しやすいポイントとも言われています。
今回は、単語学習に大事な3つのステップをご紹介します。
➀隙間時間を活用して繰り返し復習する
一度の学習で間隔を空けずに単語を繰り返し覚えようとするよりも、10分おきに復習するようにして間隔を空けて繰り返す方が記憶の定着に効果的です。
覚えた項目を間隔を空けずに繰り返し確認するやり方は「集中学習」といい、覚えた項目を間隔を空けて繰り返し確認するやり方は「分散学習」といいます。
集中学習と比較して、分散学習は学んだことが長期的な記憶定着に繋がりやすいということが、これまでの研究結果でわかっています。(Ellis,1995)通勤中などの隙間時間を活用して繰り返し単語を復習してみましょう。
➁語源で覚える
単語の学習法の一つとして、語源で覚える「語源学習法」があります。語源というのは、単語の接頭辞や接尾辞、語幹などがもともと持っている意味を指します。語源のストックがあると語源の意味から連想させて単語を覚えることができるため、記憶に定着しやすくなります。特に、接頭辞は初心者の方でもパターンを習得しやすくおすすめです。
例えば、接頭辞pro-/pre-には「前に、前方の」という意味があります。例えば、progress(前進する)preview(前もって見ておく)など、接頭辞pro-/pre-から始まる単語には「前に、前方の」という意味が含まれていることがわかります。
語源学習法には他にも、英文を読んでいて知らない単語を目にした時、接頭辞の意味を手がかりに単語の意味を予想できる、丸暗記が無意味学習となるのに対して、語源を使った学習は有意味学習になるので記憶の定着に有効で、また接尾辞を使って単語の品詞を変えることができる(-ness, -ity は名詞、-ly は副詞など)ので、単語数を増やすことができる、など複数のメリットがあります。
単語を覚える際は是非接頭辞、接尾辞、などにも着目しながら取り組んでみてください。
➂テストする
近年の研究でテストを行うことに学習効果があるということが分かっています。(Karpicke & Roediger, 2008)
テストを行うことによって「テスト効果」といって記憶を強化する効果が発生します。繰り返しテストをするほど、記憶への定着度はより高まります。
単語帳(集)を使った学習では、ただ漠然と英単語と和訳を眺めるだけでなく
和訳を手、紙などで隠す → 英単語の意味を思い出す → 和訳を確認して答え合わせする
という流れで行うと、テスト効果が期待でき単語の意味が定着しやすくなります。単語帳(集)を使った学習の際は是非このようなやり方で繰り返し行ってみてください。
まとめ
今回は「単語がなかなか覚えられない」という方に向けて、単語を覚えやすくするためのポイントについてご案内いたしました。単語は、記憶に定着するまでに、学習を繰り返し行うことが大切です。ポイントを押さえながら、継続的な学習で単語習得の成果を出していきましょう。
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