<概要>
『描く』という表現をするときに頭に浮かぶのは『Draw』と『Paint』です。どちらも中学校レベルの動詞ですが、具体的な違いがあるのはご存知でしょうか?今日は“Draw”と“Paint”の違いをご紹介します。
1.Draw
『ペンなどの筆記用具を使って何かを描く』という意味を表す動詞で、何かしらの絵を書くときに使う単語です。例えば、鉛筆やペン、パソコンのペンタブレットで絵を描くという際に「draw」という動詞を使います。しかし、文字を書く際には「draw」ではなく、「write」という動詞を使います。
そして「draw」は「絵を描く」際にしか使わない動詞になります。ペンや鉛筆で出来た作品は「drawing」と言いますが、「drawingを描く人」は「drawer」になりません。
2.Paint
一方『Paint』とは『塗料を使って塗る』という意味で、ペンキで壁を塗ることが一番イメージがしやすいのではないでしょうか。『Paint』は名詞で『ペンキ』を表しますのでこれで単語のニュアンスを定着させることができると思います。厳密には絵具を使って何かしらの絵を『描く』場合はこの『Paint』を使います。なぜなら塗料で塗っているからです。
「ペンキを塗る職人(塗装職人)」と「絵具で絵を描くアーティスト」は両方とも「painter」と言います。そして、絵具で描かれた作品の事を「painting」といいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この2つは『筆記用具などで描く』か『塗料を塗る』かで使い分けることができる単語であることをお分かりいただけましたでしょうか。何か細い線で輪郭などをはっきりさせた表現を描く場合は『Draw』を使い、塗料で『塗る』場合は『Paint』と覚えていただければよいと思います。