映画や海外ドラマなどで、「You know」というフレーズを耳にしたことはありませんか?
実は「知っている」という意味以外にも、シチュエーションにおいて様々な意味合いを持つことをご存知でしょうか。
今回は、「You know」の5つの働きをご紹介いたします。
1. 会話の途中で言葉に詰まってしまった(文中)
話している途中で言葉に詰まることってありますよね。
そんな時に間をつなぐ表現として「なんていうか、その・・。それはね。」のように用いることができます。
若者言葉で例えるなら、「っていうか・・・。」というニュアンスです。つまり、会話の途中ででてくる”You know”には、これといった深い意味はありません。
言葉に詰まって出てこないときに、「You know」と言うことで、沈黙を避けることができますね。
「I went to a movie theater last week and you know, I watched the new movie 〇〇.」
(先週、映画館に行ったよ、えーと、あの〇〇っていう新しい映画を見たの。)
2.会話の話題を変えたい(文頭)
「ところでさ」「そういえば」「というかさ」など、”By the way”と同様のニュアンスです。
「You know, you should go home now.」(ねえねえ、もう家帰ったほうがいいよ。)
3.ど忘れしてお互い知っている事柄を思い出させる意味を込めて使いたい(文頭)
相手と共有認識がある場合に、「でしょ?」「じゃない?」と言いたいときに用いることができます。
「You know that bar we used to go often after work?」(仕事の後よく行ったバーあるじゃん?)
「You know, he was my classmate.」(ほら、彼は私の同級生だったでしょう?)
別の言い回しだと「Right?」に置き換えることができます。
4.お互いの意思を確認する「でしょ?」(文頭/文末)
「You have to speak English, you know? 」(英語を話すしかないでしょ。)
「知ってのとおり」「当然」という意味で、文頭または文末において自分が言っていることを相手も知っていることを確認、または「知ってるよね」「わかってるよね」と念押しする意味があります。表現の仕方によっては皮肉として捉えられることもあるので、使い方には少し注意が必要です。
5.同意を求める「だよね?」(文末)
「She is really beautiful, you know?」(彼女すごい綺麗だよね。)
文末の”You know”は「知ってるでしょ?」や「わかるよね?」と相手に対して同意や同感して欲しい時に使います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、”You know” の使い方についてご紹介いたしました。
このフレーズは、シチュエーションによってニュアンスが変化し、様々なシーンで便利に用いることができます。是非この機会にマスターしてみてはいかがでしょうか。