「泣き」の種類も色々ありますよね。例えば「ウソ泣き」や、あまりにも面白いことがあった時には「笑い泣き」をした経験もあるかと思います。今日は「泣き」の種類についてご紹介します。

 

「ウソ泣き」に関するフレーズ

「うそ泣き」は、偽りの涙という意味で fake crying のように表現することもできますが、慣用表現として「ワニ(クロコダイル)の涙」と表現する言い方があります。

1.crocodile tears

英語では「うそ泣き」を「crocodile tears」(ワニの涙)」と表現できます。
泣くふりをするという挙動を指すだけでなく「本心からでなく悲しみを示す」というそぶりを示す意味でも用いられます。
ワニには獲物を食べるときに涙を流すという伝説から「うそ泣き」を「crocodile tears」と言うようになったようです。

例) She was shedding crocodile tears to pretend that she was kind.
彼女は優しい人間だと見せかけるためにうそ泣きしていた。

 

2.「fake crying」や「pretend to cry」

「cry(泣く)」という動詞を「~をするふりをする」という意味の動詞と併せて使うと、「うそ泣き」という意味を表現することができます。

例) Babies sometimes pretend to cry to attract their mother’s attention.
赤ちゃんは時々、母親の注意を引くために泣きまねをする。

 

「笑い泣き」に関するフレーズ

英語で「笑い泣き」は、笑うはlaugh、泣きはcryとそのまま表現して伝えられます。しかし、笑ったことが上手く表現できないと相手に伝わり難くなります。

1.S laugh so hard that S cry

Sには「笑い泣き」した人物が入ります。”so ~ that”で「とても~」なのでという意味です。「Sはとても笑うので涙が出る」と表せます。

thatは省略して使えます。

例) They were joking with each other. I was laughing so hard that I was crying.
彼らはお互いに冗談を言い合っていました。私は笑い泣きしていました。

 

2.S laugh until S cry

”until ~”は、「~までずっと」という意味合いです。「Sは泣くまでずっと笑う」と表現できます。

cryだけではなく、tear upで泣き出しそうになるという意味に変えることもできます。

例) She laughed until she cried because the comedian said something funny.
芸人が面白いことを言ったから彼女は笑い泣きしました。

 

3.cry with laughter

laughterはlaughよりも連続的な大きな笑いを強調できます。名詞ですが、laughとは違いaは付けません。「おかしくて泣く」と表せます。

例) You always tell the funniest jokes. I cry with laughter when I’m with you.
あなたはいつもすごくおかしい冗談を言います。私はあなたといるとき笑い泣きします。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今日は主にウソ泣きと笑い泣きをご紹介しましたが、他にも泣き方は色々ありますよね。

「cry」だけでなく、様々な泣き方を表現できるようになると細かなニュアンスまで伝えられますね。