「come off as..」と「come across as..」。
どちらも「〜のように見える、〜の印象を与る」という意味のフレーズですが、これらを使いこなせている方は実はあまり多くないかもしれません。
今回はこの2つのフレーズについてご紹介いたします。
「come off」の意味
最初に元となっている句動詞「come off」を確認しましょう。
◆come + off (句動詞)
・(人が)落ちる、落下する
・(塗装・汚れなどが)はがれる、取れる、落ちる
・(部品などが〕取れる、外れる
*come(動詞) + off(前置詞) = 「その場から離れて違う場所に移動」していくイメージですね。
そして、もう一つの用法として「〜のように見える」があります。
この場合は、come + off の後ろに「形容詞」を入れて、相手に与える印象を説明します。
以下、例文を見てみましょう。
The paint came off the wall.
壁からペイントがはがれています。
I am sorry if I came off rude at the meeting yesterday.
昨日の会議で失礼な印象を与えていたら申し訳ありません。
「come off as…」
「〜の印象を与える、〜のように見える」という意味になります。
He came off as a nice guy but it turned out later that he was not.
彼はいい人そうに見えたけど、その後そうではなかったと分かりました。
「come across as…」
「come off as…」同様、「〜の印象を与える、〜のように見える」という意味になります。
He came across as a cold person at first but he was really kind and warm person.
初めて会った時、彼は冷たそうな性格に見えたけど、実際は優しくて心温かい人でした。
She comes across as shy but she is really sociable.
彼女は恥ずかしがり屋に見えるけど、実際はとても社交的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「come off as…」の方が言いやすいこともあり、会話では使用されることが多いようです。
また、どちらも「性格や特徴が~に見える(見えた)けど、実際は~だ(だった。)」というパターンで使用されることが多いようなので、but とセットで覚えるとより便利かもしれませんね。