英語学習をする上で、同じような意味を持つ言葉の違いについて疑問を抱いた事はありませんか?

今回はどちらも「選ぶ」という意味を持つ“choose”と”select”の2つの単語ですが、ニュアンスが若干異なり、単語の使い方も場合によって変化いたします。

今回は“choose”と”select”の違いについて例文を含めて紹介いたします。

 

“Choose”と“Select”の違い

「どちらも与えられた選択肢を検討した上で選ぶ」という意味をもつ動詞ですが、chooseと比べ、selectの方がより慎重に検討を重ねるといったニュアンスが強いです。

chooseの名詞系は馴染みのある方も多いchoiceです。このchoiceは形容詞としても用いることができ、その場合「極上の、精算された」といった意味を持ちます。

selectも同様に、動詞としてだけでなく、「極上の、特選の」といった意味をもつ形容詞として用いることができ、もう一つの形容詞形であるselectiveも同様の意味を持ちます。

また、名詞形はselectionとなり、「選抜、精選」、選考や試験で選ばれるシーンで使われることが多いです。以下、例文です。

“Choose”と“Select”を使った例文

■Choose

 

・Many countries are facing a difficult situation where they have to choose between the U.S. and China.

多くの国が、米国か中国どちらかを選ばなければいけない状況に直面しつつある。

 

・This is a choice between the two different ways to tackle the problem.

これはその問題に対する2つの異なる解決策から選択することだ。

 

・Consumer demand of choice meat remains high even after the economic crisis.

経済危機の後にも関わらず、精選された肉に対する消費者需要は依然高い。

 

■Select

 

・I was selected as a candidate of the head of working group.

その作業部会の座長候補に選ばれました。

 

・The selection of Ms. Tanaka as the first woman to lead the sales department in Company A caught attentions of market in a positve manner.

田中氏が企業Aにおいて女性初の営業部門トップに選ばれたことは市場に好意的に受け取られた。

 

・He became a select group of professors in the research field.

彼はその研究分野における選りすぐり教授となった。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。大変近しい意味を持つ両単語ですが、シチュエーションによって言葉のニュアンスが異なります。

その時の状況に合わせて使いこなせるよう、日常会話に取り入れてみてはいかがでしょうか。