英語での会話において上手に話を展開するには、『接続詞』を有効に使うと良いことをご存知でしょうか?

今回はビジネスシーンなどで話を上手く展開するための、接続詞の使い方についてご紹介します。

 

接続詞とは

接続詞とは、文と文、語と語など前後の文や語句を繋げる役割を持っている、品詞の一つです。

英語の接続詞には、「等位接続詞」「従属接続詞」「相関接続詞」の大きく分けて3つの接続詞が存在します。

 

等位接続詞の場合

等位接続詞は、文法的に同じ形の語句や文節を繋ぐ機能を持つ接続詞です。

基本の等位接続詞は、以下の4つになります。

並列・順序の役割の『and』

・逆説の役割の『but』

・選択の役割の『or』

・結果の役割の『so』

例:

・I’m busy with meetings and document preparation today.

(今日は打ち合わせと資料作成で忙しい。)

・She doesn’t work overtime much, but she always gets a lot of tasks done.

(彼女は残業をあまりしないが、いつも沢山のタスクをこなしている。)

 

従属接続詞の場合

従属接続詞とは、単独で成立するメインの文に補足説明の文を繋ぐことのできる接続詞です。

従属接続詞は、以下のものがあります。

・「〜なので、〜だから」の意味を持つ、『because 』

・「〜する限り」の意味を持つ、『as long as』

・「〜したらすぐに」の意味を持つ、『as soon as』

・「〜にもかかわらず」の意味を持つ、『although』

・「たとえどんなに〜でも」の意味を持つ、『no matter how/what/where』

例:

・I was sleepy at the meeting today, because I had just returned from a business trip to New York last night.

(昨晩ニューヨーク出張から戻ったばかりだったので、今日の会議は眠かった。)

・Please ask her to send the meeting data as soon as she gets back.

(彼女が戻り次第、会議のデータを送るように依頼してください。)


相関接続詞の
場合

相関接続詞は、not only/(but) alsoやwhether/orのように2つがペアになって、文法的に等しい語句や文節を繋げる機能を持っています。名詞や名詞節の形をとる際は、カンマは付けないことに注意してください。

相関接続詞は、以下のものがあります。

・「〜だけではなく〜」の意味を持つ、『not only/(but) also』

・「 〜であるような」の意味を持つ、『such/that』

・「 〜よりむしろ〜」の意味を持つ、『rather/than』

・「 〜であろうと….であろうと」の意味を持つ、『whether/or』

例:

・She has worked not only in the London branch but also in the Hong Kong branch.

(彼女はロンドン支店だけではなく、香港支店でも働いたことがある。)

・It’s easier for me to work at the office rather than working from home.

(私は自宅で仕事をするよりも、オフィスで仕事をする方がむしろやりやすい。)

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は「等位接続詞」、「従属接続詞」、「相関接続詞」の3つの接続詞を紹介しました。

接続詞を使って文や語句を繋げての会話は初めは難しいかもしれませんが、少しずつ使いこなせる接続詞を増やしてみるのはいかがでしょうか?

ビジネスやフォーマルなシーンでの会話が格段に上手く展開できると思います!

ご参考になりましたら幸いです。