食品には、賞味期限や消費期限がありますよね。農林水産省によると「賞味期限」は「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」、「消費期限」は「安全に食べられる期限」を意味します。
欧米でも同様の区分があります。アメリカ英語とイギリス英語で表現の仕方が違うので、今回はそれも加えてご紹介します。
賞味期限
・ best-by date
・ best-before date
best-by date や best-before date で「賞味期限」を指します。
また best if used by date も「賞味期限」の意味で用いられることがあります。
メーカーによって記載方法が異なるので一概には言えませんが、アメリカ英語ではbest-by date と best if used by date がよく使用され、イギリス英語では best-before date がよく見受けられます。
「賞味期限」の表し方は以下の形で記載されてることが多いです。
・best by 13 SEP 2o22 「 best by + 日付」
・best if used by 20 SEP「 best if used by + 日付」
・best before SEP 7 「 best before + 日付」
消費期限
・ expiration date
・ expiry date
・ use-by date
「期限」はアメリカ英語で expiration 、イギリス英語で expiry なので expiration date がアメリカ、 expiry date がイギリスでよく使われています。 use-by はアメリカ、イギリス両国で用いられています。
「消費期限」の表し方は以下のように記されています。
・use by 07 2022 「 use by + 日付」
・EXP: Sep 2022 「 EXP:日付」
食品の消費期限については use by が、薬の有効期限については EXP: が用いられる傾向にあります。
日付の読み方
最後に、日付の読み方には要注意です。英語の年月日の記載方法はアメリカ英語とイギリス英語で異なります。
・アメリカ英語は「月/日/年」の順序で日付が表されます。
・イギリス英語は「日/月/年」の順序で日付を表します。
「01/12」のような日付は、1月12日なのか12月1日なのか、しっかり確認するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は「賞味期限」と「消費期限」についてご紹介いたしました。
日本でも輸入品を扱う食品店などに行くと海外産の商品に記載された「賞味期限」や「消費期限」を見ることができるので、表示の違いなどを見比べてみるのも面白いかもしれません。