中学・高校英語で必ず見たことはある「being」という表現ですが、実際にどう使えばいいかいまいちピンときていない方もいるのではないでしょうか。
今回は知っておくと役に立つ「being」の使い方についてご紹介致します。
「being」=be動詞(am, is, are, was, were) の原形”be”+現在進行形 “ing”
一般動詞+”ing” =「~すること」に対し、”being”=「~であること」となります。
この場合、”being”の後に形容詞、又は名詞が来る場合、「~であること」と訳すことができます。
Being kind to the elderly people is important.
お年寄りに親切にすること(親切であること)は大事である。
It’s about being a never-married woman.
結婚しない女であることについての映画。
では、”be being”の場合は?
“be” + “being”の場合は、「今は・一時的に~だ」と訳すことが可能です。
例文を見てみましょう。
例文)
Is she just being polite?
あの子は今社交辞令で礼儀正しく振舞っているのかな?
*普段はいたずらっ子な子供が親に叱られた後に反省しておとなしくしている時に使われるようなニュアンス
例文)
I don’t know why she is being mean.
なぜ彼女が意地悪な態度を取っているのか分かりません。
*いつもは優しいのに一時的に態度が悪い時のようなニュアンス
“be”+”being”+形容詞の形が基本となります。
ただし、Happy、Sad、Angryなどの感情表現は”being”の後に使用することができません。
感情自体がずっと続くことはありませんよね。感情を示す形容詞の場合は“being”と組み合わせるのは避けましょう。
名詞としての”being”
human being(s)=人間
living being(s)=生命
come into being=存在するようになる、生まれる
上記3つはそのまま暗記しましょう。
ニュース、演説やスピーチなどではよく見かけるワードです。
All human beings should be equal.
人間はみんな平等であるべきだ。
“human”という言葉は生きている人と生きていない人両方に対して使えるのに対し、”Human being”はほとんどの場合、生きている人に使われます。というのも、”being”という単語は”living thing(生きているもの)”を意味するからです。
We do not know exactly how life first came into being.
生命がどのようにして誕生したか(=存在し始めたか)は、正確にはわかっていません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。使い方一つで大きく意味が変わる”being”ですので、用法をしっかり理解した上で実際にどんどん使ってコミュニケーションの幅を増やしてみてはいかがでしょうか。