中学、高校英語で「as+○○+as」の形を必ず勉強したことがあると思います。実際にネイティブはどのように使っているか皆さんはご存知でしょうか。本日は、「as well as」「as long as」「as far as」の使い方をご紹介いたします。
as well as
・A as well as B <BだけでなくAも>
聞き手・読み手が “Bはこういうものだと知っている上でのA” を話す時に使用します。(周知の事実)
I like sushi as well as pizza.
ピザだけでなく、寿司も好き。
She is good at surfing as well as swimming.
彼女は水泳だけでなく、サーフィンも得意。
・S+V as well as S+V <同様に>
I have been to Perth as well as She has.
彼女がパースに行ったことあるように、私もパースに行ったことがある。
He eats Natto everyday as well as the local Japanese people do.
日本の現地の人々と同様に、彼は納豆を毎日食べます。
上記は硬い表現なので、例えば以下のような友人と会話しているカジュアルな場面の場合はあまり使われません。
△ I went to a movie as well as she did. →表現が硬い
〇I went to there, too. →自然 彼女はこないだ映画見に行っていたけど、私も行ったよ。
・S+V as well as S+V <同じくらい上手に、同じレベル(副詞)>
You can dance as well as I can.
私と同じくらいダンスが上手い。
I cook as well as he does.
私は彼と同じくらい料理ができる。
“同様に”との意味合いを区別するには、前後の文脈から読み取るしかありません。
wellを使用しているのでポジティブなニュアンスとして使われることが多いですが、比較の対象によっては皮肉で使われることもあるのでしっかり意味を理解して状況に応じて使いましょう。
as long as (時間に対して)
as far asは範囲に対して使われるのに対し、時間に対して使われます。
・〇〇の間は(○○する限り)
As long as the teacher is in the class, you need to keep quiet.
先生が教室にいる間は、静かにしてください。
・〇〇なら
Ifに似ていますが、意味合いは変わってきます。
If:起こりうる可能性がない時、まだ何も起こってないことに対しての「もし」
例:If you like me→相手が自分を好きでいる可能性が見えない、現実とは関係なく使える
as long as:ほぼ何が起こるのかが分かっている時、もしくはすでに何かが起こっている時
例:As long as you like me→すでに彼女/彼氏である、もしくはとても仲の良い関係である
as far as (範囲に対して)
こちらは範囲に対して使われます。
・As far as I know
私が知ってる限りでは(私が知っている知識の範囲内では)
・As far as I can tell, he is not ready.
私が見たところ(自分が言える範囲内では)、彼は準備ができてない。
・As far as I’m concerned, He’s okay.
私の考えとしては(私としては、私なりには)彼は大丈夫だと思います。
・As far as it goes
○○に関しては(何かが起きている限り)
・As far as I can remember
私の覚えている限りでは
まとめ
今回は「as well as」「as long as」「as far as」の3つの使い方についてご紹介いたしました。
3つとも似た様な表現なので混乱しそうになりますが、ネイティブもよく使うフレーズばかりなので、この機会にしっかりマスターして、状況に応じて使い使いこなせるようなってくださいね。