海外旅行の際、ホテルや商業施設、カフェ等、建物の外観に目が行きがちですが、空調にも文化の違いが表れていることをご存じでしょうか?
今回は、日本人に馴染みの深い家庭用エアコンを含めた、空調設備について地域ごとの違いをご紹介します。
日本の空調設備について
日本では各部屋に冷暖房器具(エアコン ”air conditioner” やストーブ “heater” )を設置することが一般的です。
エアコンについては設置する際にダクト ”duct” を通す必要がなく設置費用 “installation costs” が安いこと、また、人のいない部屋のエアコンを消すことで省エネ “energy conservation” にもつながります。
北米の空調設備について
セントラル空調 “central air conditioning” が一般的です。
建物の1ヶ所に冷暖房設備を置き、そこからダクトやパイプなどで冷暖房を各部屋に行き渡らせると言うシステムです。建物全体を一定温度に保つことができ、音も比較的静かです。また、見た目的にも空調設備が室内を圧迫することがありません。
ただし、故障してしまった際は全室で空調が使えなく、設置の際の初期費用が高額になるなどのデメリットがあります。
欧州の空調設備について
通常、夏場の平均気温が比較的低いこともあり、一般家庭で冷房のためのエアコンは普及していません。
暑い場合は窓を開けて風を通したり、日除けをしたりして暑さを凌ぐのが一般的です。冬は北米同様、セントラル空調を利用して建物全体を暖かくしています。
しかし近年、地球温暖化 “global warming” の影響で夏場の気温が40℃を超える日も観測され、熱中症 “heat stroke” で命を落とす悲しいニュースも報告されています。
そのため、今後家庭用エアコンの需要が高まることが予想されています。しかしながら、エアコン使用によりさらに地球温暖化を加速させてしまうのではという懸念もされています。
今回紹介した英単語
エアコン:air conditioner
ストーブ:heater
ダクト:duct
設置費用:installation costs
省エネ:energy conservation
セントラル空調:central air conditioning
地球温暖化:global warming
熱中症:heat stroke
まとめ
いかがでしたでしょうか。
次の海外旅行では、室内の設備にも注目してみると面白いかもしれません。是非、海外に行く機会があれば着目してみてはいかがでしょうか。