相手から意見を求められたときや、選択を迫られたとき「どちらかといえば」「どちらかというと」という前置きはとても便利な表現ですよね。今回はシチュエーションに分けて「どちらかというと」の英語での表現方法をご紹介致します。
I would prefer to (I’d prefer)
“どちらかといえば〜したい。”という表現になります。
少し控えめに自分の希望を表すことができる便利な英語表現です。
A: Do you want to go out for dinner on tonight?
今夜は外食する?
B: I’d prefer to relax and at home tonight. Is that ok?
どちらかといえば、家でのんびりしたいな。いい?
I would rather (I’d rather)
「I would prefer to」は、選択肢がある内で自分の希望(〜したい)を控えめに伝える時に使うニュアンスであるのに対し、「I would rather」は、一般的な好みや事実、自分の希望(〜したい)を控えめに伝える時に使うニュアンスとなります。
大きな意味の差はありませんが、I would ratherの場合、「rather」は副詞なので、後ろに”動詞”が必要となります。例文を見てみましょう。
A: Can I talk a few minutes for right now? I need to talk with you about tomorrow’s presentation.
今少しお話しできますか?明日のプレゼンについて、話し合っておきたいことがあるんですが。
B: I’d rather talk about it later in the afternoon. I’m busy with other things right now.
どちらかといえば、それは午後に話したいな。今、別件で忙しくて。
「あえて選ぶのであれば、こちらの方がマシです。」といったニュアンスで覚えて頂くとwould preferとの差別化ができるかと思います。
It’s kind of
“どちらかというと◯◯だ。”のような曖昧な事を表す際に便利な英語表現の一つです。
◯◯の部分に形容詞を入れて、「必ずしもそうとは言い切れないけど」というような場面で使えます。
A: How was the movie?
映画はどうだった?
B: It was kind of interesting.
どちらかといえば面白かったよ。
If I have to choose, ○○.
“どちらかというと◯◯だ。” 選択肢にはっきりした違いがなく、選ぶのが難しい場面で「もし選ばないといけなかったら」というニュアンス時に使います。
A: Do you want to watch Disney or Ghibli movie?
ディズニーとジブリ、どっちが見たい?
B: I don’t mind either one, but if I have to choose, I would go for Disney.
別にどっちでもいいんだけど、どちらかといえば、ディズニーかな。
I would say yes/no.
“あえて答えるとしたらyes/noだ。” こちらは、相手にyesかnoを聞かれる質問をされて、答えるのが難しい場面で使えます。
A: Do you like dogs?
犬は好き?
B: Hmm, I would say yes, but I don’t think I want to take care of them.
うーん、どっちかといえば好きだけど、飼いたいとは思わないな。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は「どちらかというと」の英語表現をご紹介致しました。
日本語では日常生活でよくこれらの曖昧な表現を使いますが、日本語で話しているようなニュアンスで英語でも伝えられるように、是非このフレーズを覚えて使ってみてくださいね。