今回はビジネスの場面でよく用いられる訂正や修正、変更の英語表現をご紹介致します。
日本語では同じ「変える」という意味合いですが、英語ではいくつかの表現に使い分けることが出来ます。
ビジネスシーンではよく使われる言葉なので、ぜひ覚えてみてください。
◆訂正
まずは、「訂正」からみていきましょう。
修正とニュアンスが似ているため混同される方もいるかもしれませんが、
明らかに間違った箇所(数値や語訳や誤字脱字など)を直すことを訂正と言うことが多いです。
このような意味を持つ訂正は「correct」を用いて表現します。
使用例としては以下のようになります。
例)
Please correct the data in the document and submit it again. (資料のデータを訂正して再度提出してください。)
◆修正
続いては「修正」です。
先ほどの訂正と似ていますが、修正は資料や文書をより良くするために表現を変えたり、補足情報を加えたりと
絶対的なミスはないけれど、もっと良くする、といった場面で用いられることが多いです。
修正を英語で表現すると「revise/modify」となります。
reviseとmodifyの使い分けに関しては、
reviseは確実に間違っている内容ではないけれど、自分の考えなどに基づいて修正する場合に用いられます。
一方のmodifyはある一部分をより良いものに改良するといった意味合いが強いです。
例)
I’d like to revise this sentence to be more formal.
(この文章をよりフォーマルなものに修正したいと思います。)
This design needs to be slightly modified to meet the customer’s requirements.
(このデザインは顧客の要望に合わせて少し修正する必要があります。)
◆変更
最後は「変更」です。
訂正や修正とはニュアンスが違うことはわかる方が多いかもしれません。
英語では「change」を使って表現することが多いです。
先ほど出てきたmodifyが部分的な修正を意味していたのに対して、
changeの場合は、全てを変えるといった意味合いが強くなります。
例)
This specification is difficult to understand the contents, so please change to a new one.
(この仕様書は内容がわかりにくいので、新しいものに変えてください。)
まとめ
いかがだったでしょうか。
同じ「変える」という意味でも場面に合わせて適した表現がありますね。
「変える」=「change」で表現されていた方も多いかと思いますが、
これからはぜひ場面に応じた使い分けにトライしてみてはいかがでしょうか。